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  • 日本とヨーロッパの「麻」

最近気温が上がり、一気に春めいてきました。
夜はまだ肌寒い日もありますが、だんだんとその冷え込みも弱まってきたように感じます。



そろそろベッドリネンも暖かな時期へ向けて入れ替えたい季節。
ステイホームの影響から、お部屋の中を改めて見直す時間が増えました。
なかでも、寝る環境を整えたい、とベッドリネンを見直す方も昨年から増えた印象です。

湿度も温度も高くなっていくこれからの季節は、まさにリネンの良さをより体感いただけるシーズンです。
この機会に麻のベッドリネンに変えてみるのはいかがでしょう。

麻の魅力、特徴について度々コラムでご紹介をしていますが、
具体的にヨーロッパリネンは日本のものとどう違うの?と思われる方も
多いかと思います。
 
今回のその違いについて。

■日本の「麻」
恐らく多くの方が「麻」と聞いて想像するのはチクチク感。
こんな感じをイメージする方もいらっしゃるかもしれません。


それは、日本で古くから使用されてきた麻の品種「大麻」によるイメージです。
英語では大麻を「ヘンプ」と言います。



ヘンプは繊維が長く、日本では古くからしめ縄や蚊帳に使われ
頑丈で耐久性があるのが特徴です。
ただ、それが衣類や寝具になるとチクチクしたりゴワゴワした印象になってしまう。
デリケートなお肌の方は痒みを感じる場合も。

 ■ヨーロッパの「麻」


一方、ヨーロッパリネンの原料「亜麻」ですが
ヨーロッパでは古くから馴染みのあるもので、日本では主に北海道で栽培されています。
英語ではこの亜麻を「リネン」または「フラックス」と言います。

写真のような青く可愛らしいお花が咲くんです。
北海道では、この亜麻が咲く7月頃に合わせてお祭りが開催されているようで、
落ち着いてお出かけができるようになったらぜひ行ってみたいものです。
広大な大地一面に青い絨毯のように咲く光景はさぞかしきれいでしょうね〜。。
ちなみに、近年健康にために亜麻仁オイルが人気ですが、このオイルは亜麻の種から摂れるものなんですよ。

リネンは膝より少し上くらいの背丈ですが、ヘンプは人の身長を優に超える2~3mまで成長します。
ヘンプの成長力は凄まじいですね…
背丈の低いリネンは細く短い繊維でしなやかな糸になり、
ヘンプは繊維がやや太く、しっかりと丈夫で硬い糸になります。

ちなみに、リネンはフランス語でLin(ラン)。
ASAHEIのショップ名にも使われていますが、女性が身に着ける質の高いリネンが使われた下着のことを
「ランジェリー」と表現するようになったと言われています。

■お休みの時間を快適にするリネン


リネンは吸水性が高いため洗濯に強く、洗えば洗うほどしなやかに、そして柔らかくなります。
使い込んだリネンはずっと包まれていたいような柔らかさです。

気温が高くなってくると、ベッドリネンが体にピタッと貼りつく感覚やなんとなく湿った感じ…
不快で寝つきが悪くなってしまう方もいらっしゃると思います。?
リネンは、吸湿性・速乾性に優れているので夏はさらさらと涼しく、
また細い繊維の中に空気を溜め込むため冬は暖かく使うことができます。



リネンは少し光沢があるのも特徴。
コットンなどとはまた違うリネンならではのエレガントな光沢感です。
さらに、繊維には抗菌性があるので敏感なお肌の方にもおすすめしたい天然素材です。

とは言っても一度に一式そろえるのはなかなか大変ですよね…
まずはお顔に直接触れるピローケースから取り入れていただくことをおすすめしています。
お肌が一番敏感な場所でもあり、触り心地を最も体感いただける場所です。

人にとって非常に大切な眠りの時間。
快適な睡眠環境づくりのためにぜひリネンを取り入れてみませんか?